Kisenyi(キセィニー)の家はセントラル・カンパラのゲットの近くにあります。Kisenyi Kampala Central Division Ugandaです。彼女が16から21歳まで住んでいました。だからEsterの実家のようなものです。そこは今でも大人の女性20名と子供25名が暮らしています。この上の写真は光源を用いて撮りましたので明るいですが、本来といいますが肉眼ですと下記のような感じでとても暗いです。入り口を開けても窓が無いのと、照明が一つしかないのでこの部屋はとても暗いです。この部屋の大きさはおおよそ8畳ぐらいです。古いベッドが一台と、床は土間(土のまま)でその端に古くなったマットレスが5枚ほど引いてあり、一番奥がエスタの場所だったそうです。
16才から21才の間ですからカレンさんもここを訪れています。話しによるとこの地区の家々は政府により取り払う計画があるとのことでした。住んでいる人たちのことを考えているのかどうかは判りません。
調理はドアを開けたすぐ外に出て行います。ガスが無い(ほとんどの家にありません)ので、炭で火を起こして調理します。
このご婦人はSaraさん40歳です。既に18年ここに住んでいます。なのでEsterが居た時からいます。色々教えてくれました。
■1番の問題は何ですか?
25人の学費です。1期間(3ヶ月)で150米ドルにもなります。
■2番目の問題は何ですか?
食費です。毎月だいたい100Kg分は必要なので40米ドルかかります。豆だと50Kgで50米ドルです。
■3番目の問題は何ですか?
靴や衣類かな。できれば50米ドル欲しいわ。
■家賃はいくらですか?
月に65米ドルよ。
■ここは土間でベッドもひとつしかありませんね。ちゃんと寝るためのベッドがあれば良いと思いますが幾らぐらいするのですか?
3段ベッドが9台あればOKよ!マットレスは3×9だから21枚欲しいわね。シーツもね。
ベッドはひとつで大体100米ドルだから9台だと900米ドルになるわ。
マットは一枚が15米ドルぐらいだから21枚だと315米ドルね。
シーツはもっと安いわ。
私達が訪れた時間は日中でした。ですので25人の子供達すべてはおらず、数人の子供だけがいました。大きな子供達は学校に行っていると思います。なぜ?大人の女性20人に対して子供が25人もいるのでしょうか?大人の男性はゼロです。Esterの話しによるとレイプによる子供が多いようです。また、Ester自身は捨て子でしたから、親子と関係なく彼女のような行き場の無い子供も住んでいるのではないかと思います。未確認ですが、ここからもEsterの子供の家へ何名か行っているような気がします。(今度Esterに機会があれば聞いてみます)新しい孤児院が完成したらそちらへ移動する子供もいるかもしれません。
中央の頑丈そうな茶色の扉(鉄の扉)は部屋への出入口です。夜間は危険なので厳重に2重に鍵をします。
場所は、本当にカンパラの中心街です。
赤い印の所がKisenyi(キセィニー)の家です。GoogleMapではキズニーイーとカタカナで表示されていますがMosesはキセィニーと発音しました。右上の青い E Complexと書いた付近がスラム街のghetto:ゲットーです。GoogleMapで確認できます。0°18'42.5"N 32°34'18.8"E (ghettoについては別ページで説明します)
この女性はdoreen:ドリーンさんです。彼女は以前、この家の住人でした。しかし2018年10月に1000米ドルを支援され、そのお金でお店を開き、現在もそのお店を維持して完全に生活を一変させることに成功しました。ハレルヤ!神は彼女を介して人生を変更することができることをお示しになりました。他の人たちも道を開いて下さるように心より祈ります。もしかすると”この家が取り壊される時”に神は介入されるかもしれません。